10/18

今日は休みで、昼寝して食べて、また眠って過ごした。カウンセリングの予約を入れていたけど、昨日から吹っ切れモードに切り替わっていて話すことがなかった。不安じゃない時に不安な時のことを話すのは難しい。カウンセラーとの相性がいいとも思えず、割と話を聴いてない時間もあった。もやもやして50分を終えることになり、すっかり暗くなっていたけど近所の本屋に行った。本はよくて、ひとが書いたものだけどすでにそのひとの手を離れているから、ひとが嫌なときにも寄り添ってもらえているような気持ちになるので縋ってしまう。カウンセラーに伴走してもらって人生の課題に取り組もうかと思ってたんだけど、もう自分で暮らす中でやってけるような気もしてきた。いま仕事がしんどいのはわたしの内面や環境どうこうよりも仕事の問題だ。ここ数週間友だちと過ごす時間が多くて、たくさんきいてもらって満たされたんだと思う。吹っ切れるときの自分が一番すきだ。

10/16

単純にこの生活に飽きたということに気づいてしまった。一番仲の良い(といっても二人でごはんにも行ったことない)三個上の先輩がワーホリに行く=退職するというニュースは、思った以上にじわじわ、頭よりからだをうずうずさせた。気づけば一昨年から同じ場所にいる。まだたった二年と少し前だというのに、気づけば、とか思ってしまう。環境の変化が苦手だし、落ちつけば落ちつけるほどいいに決まってるのに、早すぎると思う。めきめき成長したから来年はもっとここで、どこどこ活躍するはずなのにな。これでもこの一年はちゃんと変化があったし、家族問題の方もなんか風向きが120°くらい変わってきた。それはそれでどうなってくんだと興味はあるけど手をつけるのが面倒でもある。みんなこのまま止まっちゃえばいいのにって気もするけど、そういうわけにもいかない。西炯子娚の一生』を一気読みして何かの欠片をつかみかけたような気分になったけど、すぐに何もわかりませんの顔になった。

10/5

たぶん薬の副作用で朝起きると微熱があって、毎日頭痛がするけどバファリンが効かない。後輩の人に微妙なスーパーバイズをしてしまい、わたしの言う通りにしたその人が上司に「そりゃそうなるだろうな」と軽くツッコまれていて、(でも、でも……)とぶつぶつ言ってそのへんに穴を掘って入りたくなる。過去の恋愛黒歴史の人がLINEグループでよくわかんないことをしゃべり出して、脳内で誰かがfワードを叫ぶ。今日の午後はわたしが持ってる中でも気が重いケースの予定を2連続で入れてしまい魂が削られ、そんな中後輩の人に話しかけられると素っ気なくなってしまうのも嫌だった。そんなこんなでも終業時間までなんとかばっちり仕事できてしまう。えらいんだけどなんかこわい。毎日「まあなんとかなったな」で、わたし一生こうな気がするな。でもわたしはこういうとき(でなくてもいつでも)新幹線に乗って弾丸で会いに来てくれる友だちがいるんだもんな……と思うと溜飲が下がる。こうやってお守りが貯まっていって生きてくんだと思う。気づくと来月東京で会う同期たちとどんな話をしようか考えてる。

 

9/28

今日も起きたら動けなくて、1時間遅刻させてもらった。出勤すると先輩ママから「最近調子悪い?」って訊かれて、子宮内膜症と卵巣のことをぺろっと話せてしまった。別に隠したかったわけではないけど、心配されることに身構えたり、すぐに話を逸らしてしまったりする癖が最近なぜかあって言えずにいたんだった。東畑開人の『聞く技術 聞いてもらう技術』は傾聴スキルの話かと思ったら全然ちがって、ただただやさしい本だった。「なんだ、聞いてもらいたいと思ってよかったのか」とか思ってしまった。今年のわたしはなんだかおかしくて、持ち前のウェットさを過度に封印しようとしているところがある。自分にドライな目線を向けて、聞いてもらいたいなんて思うな。人とはしっかり距離を取るべきだ。と言い聞かせていた気がする。カウンセラーには「でもそれって正当な希望じゃない?」と言われたけど、この本の中の、聞いてもらうための小手先の技術「遅刻しよう」「〆切を破ろう」「何度もトイレに行こう」などを見てやっと、おかしいのにおかしくないふりをしなくていいんだ……と理解した。夜になってPMSの終わりが見えてきた気がする。混乱の渦から抜けた後の凪はただおだやかなだけなのに、結構幸せに感じる。

9/27

昨日は朝からお腹が重くてずもももももとしか動けず午前中だけ生理休暇を申請した。と言っても無給扱いなので、上司の神が「有休にしてもいいよ?使い果たしたらその後も休みは調整するし」と言ってくれてただの有休になったけど。みんな生理休暇どんな感じで取ってるのかなーと気になってtwitterで調べたら、「男と同等に働けます!って主張するのに生理休暇とか、女さんは劣った存在ということになるけどいいの?」的な意味不明なやつがうじゃうじゃ、あとは風俗嬢の人の「生理休暇に入ります♡」という報告ばっかり。これは普通に業務連絡なのか?もしかして風俗嬢のフォロワーの男性たちは生理休暇と聞いてエロ文脈に感じたりするのか?とか考えてしまって余計具合が悪くなり画面をそっと閉じた。女性の生理休暇の取得率は一桁台らしく、そりゃまだまだ言いにくいし無給だしな、でも有給だと不公平って叩かれるんだろうな、男女の公平ってなに、、、生理中なのでむずかしいこと考えられない。とりあえず全員体調わるかったらちゃんと休め。

いままで生理痛でつらいと思ったことはあまりなかったのに、婦人科で「生理痛が重そうな子宮だね」と言われて、今回は(生理痛ってこんなきつかったけ。。。)となってる。生理が来たので明日からジエノゲストの服薬が始まる。副作用はだらだらと続く不正出血・眠気・抑うつとかいろいろ書いてあって、どれが出るかわからない。いまだってPMSでいちいちメンタル落ちるし、眠剤並の眠気で運転が危ない。ますます仕事がしんどくなったらどうしよう。ホルモンに撹乱されて、本当のわたしは不安なのかももうよくわかんない。今日はお腹がいたいのに忙しくて、気がかりな相談者さんの対応が重なって頭がパンク寸前だった。家に帰ったら力が抜けて今年のかなしかった瞬間ランキング50選が走馬灯のようにばらばら流れ込んできて泣けた。脈絡がなさすぎる。

9/25

羊文学のライブは2回目だった。1回目は好きになってわりとすぐで、森林浴みたいなライブだと思った。今回は母体・胎動・羊水・光……って感じだった。塩塚モエカさんの生の声は音源とはまたちがって、一曲の中でも強さと甘さの高低差がすごくて惹きつけられる。そしてあの高いコーラスはゆりかさんだったんだ!って驚いた。毎回アンコールでゆりかさんのグッズ紹介コーナーがあって、ゆるくてテキトーでかわいい。高校の時の部活の先輩に雰囲気が似てる。いつだって天然でおもしろい人がいちばんつよい。ドラムのヒロアさんはめったにしゃべらなくて、ぼそっとしゃべるだけで女子2人がお!ってなってちょっとわらってる感じが部活の黒一点の同期に似てる。

9/24

twitterでやっと秋が来たと話題だったので外に出てみた。普通にめちゃ暑かった。家から10分くらい歩いたところに高台の公園があって、2回くらいしか行ったことがなかったけど、そこでウクレレをやったら気持ちいいんじゃないかと思って行ってみた。
ウクレレは友達が始めたのを真似して、ゴミカスのような卒論を提出した翌日に楽器屋で買った。その友達がやっていることはなんかやってみたくなってしまう。他にも何かあった……そうだ、はてなブログも。noteでかくとnoteで流行ってる文体が乗り移ってくるような気持ち悪さを感じるようになったけど、こっちでかくとあとで読み返してもキモくない率が高い。これまでいわゆる趣味ってなくて、ネット上でプロじゃない人の趣味で作られたものを見てもフーンとしか思わなかった。プロの方がうまいから。でも身近な人が弾いたり歌ったり、手袋を編んだりするのを見て初めて「え、それって自分でできるんですか?」ってうずうずした。プロ並みにうまくないと意味ないと思ってたような気がするけど、ただ音が出るだけで楽しいって知った。
公園には車椅子でぼうっとするおばあさん、ランニングを極めたそうなおじさんとかがいた。一番高い展望台にのぼってぽろぽろ鳴らした。公園は住宅地が近いけど、高さがあるので人の気配は少ない。初めはどれくらい音が聴こえちゃうのかわからなくて控えめだったけど、どうせ風で聴こえないだろと思って構わなくなった。しばらくして子どもの声がして階段をのぼってきたので、うわ〜絡まれるのやだなって、やめた。案の定、小学校低学年くらいの女の子2人が「それってウクレレー?」って話しかけてきた。「そう、よく知ってるね!」「ちょっとうるさいかも、気にせず遊んでね」と返すと、うん!といい返事。この日はまだ人間と話していなかったので、ちょっと無表情だったかもしれない。なんかうれしくなって、2人が遊ぶ横で一番慣れた曲をやってみた。そしたら、なんと、手拍子してくれて、弾きながら「こんなことがあっていいのか!」と思った。手拍子は2回(本当に2回)で終わってすぐ鬼ごっこが再開してたけど。子どもってすごいと思った。すごい日曜だ。帰り道、次は刺繍とかやってみたいなって考えていた。夜は友達2人と電話して、「世捨て人の休日だな」って言われてうけた。