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twitterでやっと秋が来たと話題だったので外に出てみた。普通にめちゃ暑かった。家から10分くらい歩いたところに高台の公園があって、2回くらいしか行ったことがなかったけど、そこでウクレレをやったら気持ちいいんじゃないかと思って行ってみた。
ウクレレは友達が始めたのを真似して、ゴミカスのような卒論を提出した翌日に楽器屋で買った。その友達がやっていることはなんかやってみたくなってしまう。他にも何かあった……そうだ、はてなブログも。noteでかくとnoteで流行ってる文体が乗り移ってくるような気持ち悪さを感じるようになったけど、こっちでかくとあとで読み返してもキモくない率が高い。これまでいわゆる趣味ってなくて、ネット上でプロじゃない人の趣味で作られたものを見てもフーンとしか思わなかった。プロの方がうまいから。でも身近な人が弾いたり歌ったり、手袋を編んだりするのを見て初めて「え、それって自分でできるんですか?」ってうずうずした。プロ並みにうまくないと意味ないと思ってたような気がするけど、ただ音が出るだけで楽しいって知った。
公園には車椅子でぼうっとするおばあさん、ランニングを極めたそうなおじさんとかがいた。一番高い展望台にのぼってぽろぽろ鳴らした。公園は住宅地が近いけど、高さがあるので人の気配は少ない。初めはどれくらい音が聴こえちゃうのかわからなくて控えめだったけど、どうせ風で聴こえないだろと思って構わなくなった。しばらくして子どもの声がして階段をのぼってきたので、うわ〜絡まれるのやだなって、やめた。案の定、小学校低学年くらいの女の子2人が「それってウクレレー?」って話しかけてきた。「そう、よく知ってるね!」「ちょっとうるさいかも、気にせず遊んでね」と返すと、うん!といい返事。この日はまだ人間と話していなかったので、ちょっと無表情だったかもしれない。なんかうれしくなって、2人が遊ぶ横で一番慣れた曲をやってみた。そしたら、なんと、手拍子してくれて、弾きながら「こんなことがあっていいのか!」と思った。手拍子は2回(本当に2回)で終わってすぐ鬼ごっこが再開してたけど。子どもってすごいと思った。すごい日曜だ。帰り道、次は刺繍とかやってみたいなって考えていた。夜は友達2人と電話して、「世捨て人の休日だな」って言われてうけた。