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ずっと言おう言おうと思っていたことを、仕事でかかわる中学生に言うことができた。「あなたはいまの勉強より、大学の勉強がとても合うと思う」ということ。その子は不登校で、学校の勉強はきらいと言っていつも宿題をしない。でも話していると、捻くれてると感じる人もいるのかもしれないけど、とても囚われない子だなと思う。世の中の当たり前を当たり前だからという理由では受け入れない。2人でなぜかすぐそこに置いてあった子ども向けの「世の中ルールブック」(なにそれ?)的なものをパラパラ見ながら、「いやこれはないわ」「これはまあそうかもね」とか言い合って楽しかった。不登校の子が多く転校してくる学校に勤めていたベテランの同僚が「不登校の子は、まともなのよ」と前に言っていて、ハッとして、すごく嬉しくなったことを思い出す。狭い世界に適応できない子どもたちのことをいつも肯定したいと思う。世界が開ける前に折れてしまわないでほしい。進学の時に経済的なことを考えなければならない世帯が多くて、大学のことを言うのは躊躇われる。奨学金という名の借金が主流な状況に心底腹が立つ。でもそういうのって人から言われて初めてありうる未来になるし、お守りみたいになったりする。高校の卒業式の日に「おまえはね、大学院に行きなさいよ。勉強好きだろう?」とおじいちゃん先生に言われたこと、(何言ってんの?好きじゃないんだけど?)と不思議だったことを今でも覚えている。まだ大学院は行ってないけど。子ども支援は一言に気を遣うしまっっったく慣れる気配がない。雑談が苦手だから親しみやすさを出すのが大変。ふんばりたい。