2022-02-09 20220208#刺さる短歌 『短歌ムックねむらない樹vol.5』2020年8月、書肆侃侃房より 子どものころ住んでた街のゆうぐれに立ち止まったら死ぬ気がするの (上澄眠『苺の心臓』青磁社) 丸くなれば顔にしっぽが触るってどういう感じなのか知りたい (兵庫ユカ「七月の心臓の栞」) 長生きのほどよい長さ あたためた牛乳にメガネをくもらせる (牛尾今日子「冬と予報」)「京大短歌」22号 バーミヤンの桃ぱっかんと割れる夜あなたを殴れば店員がくる (柴田葵『母の愛、僕のラブ』)